今季限りでの現役引退を表明している阪神安藤優也投手(39)が、地元九州でのラスト登板を無失点で飾った。

 2-2の同点で迎えた6回に2番手としてマウンドへ。ボテボテゴロの内野安打とボークなどで、1死一、三塁のピンチを背負ったが、ソフトバンク内川聖一内野手(35)を一ゴロに打ち取るなど、後続を断ち1イニングを1安打2三振の無失点に抑えた。

 大分出身の安藤は「地元九州で投げる姿を見せられてよかった。内川には気を使わせてしまいました」と苦笑いを浮かべた。登板を終え一塁側ベンチに下がる際には、詰めかけた多くの阪神ファンから温かい拍手が沸き起こっていた。