ロッテが劇的勝利で、井口資仁内野手(42)の引退試合を飾った。3-3の延長12回、1死二、三塁で鈴木大地内野手(28)が右前にサヨナラ打を放った。

 伊東勤監督(55)は「最高の形。サヨナラで、(井口の引退に)花を添えられたと思う。若い選手は、独特の緊張感を味わったと思う。こういう緊張感の中、しっかり結果を出した選手もいる。来年、本拠地の開幕で、これだけの雰囲気の中で試合ができればいい」と話した。

 また、引退試合の相手、日本ハムに「ハムさんにとっても負けられない試合の中で、協力してくれた。良い試合になった。感謝しています。やりづらいところもあったと思う」と、礼を述べた。