ロッテ井口資仁内野手(42)が引退試合となった日本ハム25回戦(ZOZOマリン)で、同点の2号2ランを放った。1-3の9回無死一塁で、増井の149キロをバックスクリーン右横に放り込んだ。土壇場で追い付き、延長12回のサヨナラ勝ちにつなげた。20年前のデビュー戦で満塁弾を放った男が、ラストゲームでも鮮烈な1発。日米21年間の現役生活を最高の形で締めくくった。

<井口の一問一答>

 -選手みんなが背番号6のユニホーム

 井口 何かと思ったら。びっくりした。試合中も(ビジョンに流れたチームメートの)コメントを読んだりして、ウルッと来た。

 -鈴木がサヨナラ打

 井口 一番頑張っている大地が打ってくれた。良い1日に感謝です。

 -21年間、続けられたわけ

 井口 目標設定を明確にしてきたから、ここまでやれた。これからは選手として野球に携わることはないが、勉強しながら野球界、ファンに恩返ししたい。

 -9回、打席にはどんな気持ちで向かった

 井口 清田がヒットを打って、ダブルプレーだったら、まずいなと(笑い)。直球で勝負してくれた日本ハムに感謝しています。

 -守備に就かなかった

 井口 この展開で守るわけには。鈴木大地という二塁手がいる。勝ちが第一優先。本当、良かった。