巨人がドラフト1位の最有力候補、早実(西東京)清宮幸太郎内野手(3年)に10月2日に面談を行う。29日、都内の球団事務所でスカウト会議を開いた。岡崎スカウト部長は清宮の面談で担当スカウトの他に石井社長、鹿取GMも出席する可能性を示し「交渉権を得てないし、そんなに立ち入った話はできない。球団として聞かれたことに答えたい」と慎重に話した。

 また将来のメジャー挑戦を目標に掲げる清宮だが、球団はこれまでポスティング制度を容認したことはない。同部長は「今回、先方から(容認について)聞かれるとは僕は考えづらいので、答えは用意していない」と話すにとどめた。

 清宮はプロ志望届を提出し、プロ球団との面談が可能となっている。ドラフト前の主要行事である文化祭を終えた翌日の10月2日に、全12球団が面談を実施することになりそうだ。清宮の父で、ラグビートップリーグのヤマハ発動機監督の克幸氏も同席するとみられる。