レギュラーシーズン3位の楽天が、同2位西武に勝ち1勝1敗とし、ファイナルステージ進出に逆王手をかけた。

 先発した岸孝之投手(32)は6回1/3をわずか3安打に抑え込んだ。古巣相手の快投で、崖っぷちのチームを救った岸は「やっぱりノリ(則本)の悔しい気持ちもあったと思うので、その分もしっかり勝って明日の美馬につなげようという気落ちで臨みました。ゲームを作るというか、初回から全力でいって、交代と言われるまでは本当に全力で行こうと思っていた。昨日の試合も見ていて、すごく怖さがあるバッターがたくさんいる中で、しっかりとストライクで勝負できたかなと思います。ソロホームランならいいかな、というくらいの気持ちで。1人1人、力勝負というか、しっかりピッチングできたと思います。絶対勝ちたかったので、リリーフ陣にお願いしますという気持ちで見ていました」と振り返った。

 「福岡行きましょうみなさん。美馬が頑張ってくれると思うので、しっかり応援したいと思います」と、16日の第3戦先発、美馬に託した。