上武大が白鴎大に連勝して勝ち点を5に伸ばし、7季連続31度目の優勝を果たした。

 ドラフト候補2人がプロ4球団のスカウトの前で活躍した。先発の最速149キロ右腕、宮川哲投手(4年=東海大山形)はリーグ初完封と好投した。この日最速147キロの直球とカーブ、チェンジアップなどで緩急を操り4安打10奪三振1四球。「4年間でベストピッチ」という内容だった。

 打線では、侍ジャパン大学代表で50メートル走5秒75の1番・島田海吏外野手(4年=九州学院)が2安打1打点2得点。不調だった打撃が終盤になって上向き「連覇の伝統を崩してはいけない中で、みんなで1つになって勝ち取れて最高です」と喜んだ。

 上武大は、2位白鴎大とともに関東選手権(30日開幕、神奈川)に出場し、明治神宮大会(11月)の出場権2枠をかけて戦う。