レギュラーシーズンでソフトバンクは楽天戦は13勝12敗と勝ち越した。しかし本拠地ヤフオクドームでは5勝7敗と、同一リーグ内の相手では唯一、負け越している。

 第1戦先発の東浜巨投手(27)は今季、楽天戦5試合で防御率1・93と好成績。シーズン54セーブのプロ野球記録を樹立したデニス・サファテ投手(36)ら擁する救援陣は健在で、6回までにリードした展開では76勝3敗、勝率9割6分2厘と脅威の数字を誇る。

 打線は主砲アルフレド・デスパイネ外野手(31)に好打が出るか。今季本塁打と打点の2冠に輝いたデスパイネだが、楽天戦では打率2割2分6厘と苦手にしている。

 ▼04年のプレーオフ制度導入以降、日本シリーズ進出を懸けたファイナルステージ(第2ステージ)では、1位球団が18度、2位以下が5度突破。今季のソフトバンクは2位に13・5ゲーム差という大差をつけて優勝したが、過去に2位チームに10ゲーム以上の差をつけた球団は全てファイナルステージを突破している。ソフトバンクはどうか。