レギュラーシーズン1位のソフトバンクが、2連敗からの3連勝で同3位の楽天を下し、2年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。クライマックスシリーズが導入された07年以降、パのファイナルステージでは初戦に敗れたチームが逆転で日本シリーズに進出するのは初めて。

 ソフトバンクは初回、右脇腹痛から復帰した1番柳田が内野安打。1死一、三塁から内川の5試合連続打点となる犠飛で先制した。さらに松田も2点打を放ち、リードを広げた。4回には、松田が2ラン。柳田も適時打を放ち、突き放した。8回にも高谷がダメ押しの適時打を放った。

 先発した武田は7回を無失点の好投。8回を岩崎、9回を森、サファテが抑えて完封リレーで逃げ切った。救援陣はシリーズを通じて無失点だった。

 日本シリーズは28日、ヤフオクドームで開幕。セCSファイナルステージを戦う広島、DeNAの勝者と対戦する。