レギュラーシーズン3位のDeNAが同1位広島に4連勝し、日本一になった98年以来19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。セ・リーグのCSで3位チームが日本シリーズに進むのは、07年に導入されて以来初めて。

 先制したのは広島。初回に丸、バティスタがタイムリーを放ち2点を先取。DeNAは2回、宮崎のソロ本塁打で1点を返すと、その裏、先発石田をわずか1イニングで降板させ、2番手の三嶋にスイッチした。

 DeNAは1点を追う3回、桑原の2ランで逆転。4回にルーキー細川が代打で適時打を放ちリードを広げると、その裏から3番手で第2戦に先発した浜口を送り込んだ。98年に日本一を成し遂げた「マシンガン打線」ならぬ、超積極的な「マシンガン継投」で一気に流れを引き寄せた。5回には筒香の2ランが飛び出し、広島を突き放した。

 広島は6回、DeNA4番手の三上から4番に入った新井がソロ本塁打。しかし7回、DeNAは筒香の2打席連続となる本塁打で再び4点差に広げた。8回には梶谷が2ラン本塁打でダメ押しした。

 DeNAは7回以降、エスコバー、パットン、山崎康とつないでリードを守りきった。

 日本シリーズではパ・リーグ1位でCSを制した、ソフトバンクと対戦。初戦は28日、ヤフオクドームで行われる。