侍ジャパンに選出された中日京田陽太内野手(23)又吉克樹投手(27)が5日、ナゴヤ球場の秋季キャンプで紅白戦に出場した。

 遊撃が本職の京田は「1番・二塁」で出場。高校、大学でセカンドの経験はなく、プロでの経験もオープン戦での3試合のみ。難なく打球を処理したが、慣れないポジションに「打球の見え方、跳ね方、カバリングも違って、動きも逆。二塁って本当に難しいですね」と頭を抱えた。守備からベンチに戻ってくると、奈良原内野守備コーチの元に行き、アドバイスを受けた。京田は「今後の野球人生に生きると思うので、頑張ります」と意気込んだ。

 オーバーエージ枠での出場となる又吉は6回から3番手で登板し、2回を1安打無失点に抑えた。16日に開幕する「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に向けて「シーズンと同じ状態になってきた。あとはケガをしないこと。ギリギリになって故障で辞退するという風にはなりたくない。秋季練習、キャンプで自分で追い込めたのは良かった。(疲労を)いいわけにしたくない。(DeNAの)山崎康は昨日まで試合をやっている」と表情を引き締めた。