日本ハム栗山英樹監督(56)が5日、ドラフト1位指名の早実・清宮幸太郎内野手(18)に“ハタチまで恋愛禁止令”を施す意向を示した。秋季キャンプが行われている沖縄・国頭で「20歳までは野球に集中して欲しい」と望んだ。高校を卒業し社会人になれば、恋愛、娯楽など多種多様の誘惑が待ち受けるが「野球をすることが一番楽しい」が持論の同監督は、若いうちは脇目を振らずに野球に打ち込むことを期待した。

<日本ハム注目新人の「ルール」>

 ◆ダルビッシュ有(04年1巡目) 1軍投手陣担当の鳥居広報がキャンプ中、ダルビッシュ専属に。球団の「精神的に圧迫させたくない」という判断で、中心選手の新庄、小笠原と3選手だけに取材ルールが課せられた。

 ◆中田翔(07年1巡目) 「ススキノに行ってみたい」と発言した息子に、母香織さんが「1、2年は我慢してほしい」と親心で「発令」。また、キャンプ中のファン殺到を避けるため、宿舎から球場への移動などは先輩選手と一緒に行動することを球団が義務づけた。

 ◆斎藤佑樹(10年1位) 吉井投手コーチが「(注目度が高いキャンプ中は)1人で行動はさせない。必ず3人くらいで動くようにしたい」と「グループ活動」を義務づけた。

 ◆大谷翔平(12年1位) 栗山監督が外出許可制を本人に通告。「(当面は)食事で外に一切出さない。(投手と野手)2つやるつもりなら、やらなきゃいけないことがある。(外出は)オレに許可を取れと。誰とどこに行くかをね」と説明した。