星槎道都大が創価大に完封勝ちし、待望の明治神宮大会初勝利を挙げた。

 先発の福田俊(すぐる)投手(3年=横浜創学館)が4安打完封。創価大打線相手に11三振を奪う快投を見せた。「最初から(アウトを)1人1人、1個ずつ取っていこうとやった結果が完封になりました」と三塁は1度も踏ませず、凡打の山を築いた。

 山本文博監督は「『いい試合をしますよ』と周囲の人に言っていました。(失点)0は予想以上です」とエースの好投をたたえた。監督就任12年目、出場6度目での神宮初勝利には「今までリードしながら逃してきたので」と笑顔を見せた。今年から星槎道都大と改称。ユニホームの背面には「DOHTO」と残しながら、前面には「SEISA」と入った。チームスローガンは山本監督が考えた「Make New History(新しい歴史を作ろう)」。伝統を引き継ぎながら、新たな歴史の1ページを作った。