トヨタ自動車(愛知)が日本生命(大阪)を下し、3大会ぶり5度目の優勝を飾った。2回無死三塁の先制機を生かせず、前半は無得点。6回2死一、二塁の好機で河合完治内野手(25=法大)が左翼手の頭上を超える適時二塁打を放った。9回にもダメ押しの3点目を加え、4投手の継投で日本生命の反撃を1点に抑えた。

 中京大中京(愛知)時代は広島堂林らと09年夏の甲子園制覇も経験した河合は、試合後のヒーローインタビューで「最高で~す!」と絶叫。さらに「トヨタには35人の選手がいます。ベンチに入れなかった先輩、後輩の思いも背負って打ちました」と一丸の勝利に胸を張った。