今秋のドラフト会議で野手最多タイとなる7球団が競合した日本ハムのドラフト1位早実・清宮幸太郎内野手(18)が16日、東京都内の明治記念館で仮契約を結んだ。日本ハム栗山監督が千葉・鎌ケ谷で、清宮へ3つの指令を出した。

 (1)プロ仕様の体づくり「まずは全力で野球が出来る体に」。来年1月の新人合同自主トレまでは、体づくりをメインにしてもらいたい考えだ。

 (2)本塁打にこだわれ「1本の本塁打を打つより(プロ野球記録の)868本を超えるために考えないといけない」。早実の大先輩ソフトバンク王球団会長の記録超えへの心構えを説いた。

 (3)慌てるな「こっちも早く結果を出させたいけど、急げば(故障なども)起こってしまう」。指令は通達済み。段階を踏んで心技体を育みながら、球界の宝を磨き上げる。