中日京田陽太内野手(23)が「ローソンチケット スピードアップ賞」にセ・リーグ打者部門で選出され、20日に東京ドーム内の野球殿堂博物館で行われた表彰式に出席した。NPBがコミッショナー表彰として昨年から選定し、今年が2度目。

 走者なしで打席に立った際、相手投手の平均投球間隔が11・4秒とリーグで最も短かった。打席で構えるまでの無駄な動きが少なく、試合のテンポアップに貢献した。

 前日の新人王に続く連日の表彰に、京田は「なかなかないこと。あまり考えすぎると打てないので、すぐに(構えに)入ろうと思っている。来年もスピーディーな試合を心がけて、またここに戻って来られるように頑張りたい」とコメントした。

 また中日ラウル・バルデス投手(39)は2年連続の受賞。ドミニカ共和国のウインターリーグに参戦中のため欠席した。球団を通じて「レベルが高く、尊敬している日本の野球で2年連続で賞を獲得できて大変光栄。自分のスタイルは常にテンポよく投げて、守る野手の負担を減らすこと。打者の考える時間と余裕も奪えるから」とメッセージを寄せた。