今オフに日本ハムを戦力外となった榎下陽大投手(29)が26日、現役引退を発表した。

 札幌ドームで行われたファンフェスティバルの開会式にユニホーム姿で登場。引退のあいさつと、来季以降の球団職員転身をファンに報告した。

 「球団関係者の皆さま、本日はこのような場を設けてくださり、ありがとうございます。ファンの皆さま、7年間、いつも素晴らしいご声援ありがとうございました。ファイターズでプレーすることが出来て、幸せでした。ファンの皆さまからのご声援は、僕の宝物です。一生忘れることはありません。そして、いつも僕の側で支えてくれた妻、いつも僕を笑顔にさせてくれた娘。本当にありがとう。鹿児島にいる、お父さん、お母さん、23年間大好きな野球をさせてくれて、ありがとう。来年からファイターズの球団職員として、働かせていただくことになりました。これからもファイターズのために精いっぱい頑張っていきます。苦しいことの方が多かった野球人生ですが、一生懸命やってきて良かったなと心から思います。7年間、本当にありがとうございました」

 あいさつの前にはドラフト同期入団で同学年の斎藤から花束を贈られ、抱き合った。最後はナインから5度、胴上げされた。