オリックスの即戦力候補が早くもファンにお披露目され、日本一への「共闘」を誓った。ドラフト1位のJR東日本・田嶋大樹投手(21=佐野日大)と同2位の日立製作所・鈴木康平投手(23=国際武道大)が26日、京セラドーム大阪で行われた「Bsファンフェスタ」にスーツ姿で特別参加。仮契約を終えている2人は12月中旬の新入団会見で正式にチームの一員となるが、ひと足先にトークショーで意気込みを語った。

 開幕ローテ入りも期待される田嶋は「2桁勝利はしたいし、1年目から大暴れできるように頑張りたい。日本一に貢献したい」。鈴木康も「まだ先発かリリーフか分からないが、結果を出して日本一に貢献できるように」と語り、ともに日本一を目標に掲げた。

 入団前の新人がトークショーに参加するのは異例で、13年の吉田一と東明以来。ファンから拍手で歓迎され、田嶋は「頑張らないとという勇気と力をもらった」と笑顔で振り返った。鈴木康は内野手に同じ読みの鈴木昂平がいるため登録名を「K-鈴木」にすることを明かした。