甲子園ロードができる! 阪神揚塩球団社長が19日、甲子園駅周辺の再開発に言及した。同駅を改良し、さらに西口から甲子園球場に続く動線も整備する。現在は飲食店や売店が並ぶが、すでに用地を買収した模様。新たにレストランやグッズショップなどを建てる方向だ。「球場につながる甲子園への道みたいなものができたらいい」と同球団社長は見通しを語った。

 西宮市も同所の都市再生整備計画を作成しており、駅前空間の再生を描いている。計画によれば、歩行者動線の美装化として、円形広場ゾーンの整備や広場内に整備するステージなどを利用としている。計画期間は19年度までとしており、24年の球場100周年に向け、にぎわう空間を創出する方向だ。

 また三菱地所はこの日、リニューアル工事中の「旧イオン甲子園店」の新名称を「Corowa(コロワ)甲子園」に決めたことを発表した。地上6階、地下2階建てで、食品スーパーとしてイオンが再出店。レストランやファッション、生活雑貨など店舗が入居する見通しだ。開業は18年のゴールデンウイークの予定。甲子園球場周辺が、野球以外にも楽しめる空間に進化していく。