阪神ドラフト2位の亜大・高橋遥人投手(22)が26日、母校の常葉学園橘(現常葉大橘=静岡)野球部寮を訪れ、決意を新たにした。

 高2夏の甲子園1回戦で福井工大福井と対戦。チームは敗れたが、2番手として4回1/3を3安打無失点と好投。寮で当時のVTRを見ながら「負けはしましたが、甲子園は楽しかったです。(阪神でも)1軍に行かないと投げられないので、しっかり開幕1軍を目指したいです」と気合を入れ直した。

 最速151キロ左腕は静岡で生まれ育ったが、関西には頼もしい味方がいる。妹の夏瑠(なつる)さん(19)が、甲子園にほど近い武庫川女子大でバスケットボール部に所属。身長170センチの好選手で、11月の全日本インカレでは1年生ながらベンチ入りを果たしている。「妹が1年早く行っているので、面白い所とか教えてもらいたいですね」と、教えを請うつもりだ。

 自身が甲子園で登板を果たせば、すぐにでも妹が応援に駆けつけられる環境。「そうなればいいですが、来てくれますかね?」と照れ笑い。「ご近所」となる妹のためにも1日も早く、甲子園のマウンドに立つ意気込みだ。【鈴木正章】