東海地区の野球への多大な貢献が認められ、元中京商、中京大監督の瀧正男氏(享年90)が特別表彰で野球殿堂入りした。長男の克己氏(68=中京大教授)がスピーチを行った。

 「6年前に他界した父の殿堂入りは、家族の喜びです。父は野球が大好きで他の趣味はなかった。大学、プロ、高校、社会人も観戦して、合同合宿にも行っていた。亡くなったのは春の甲子園を(テレビで)観戦して2時間後だった。お父さんは幸せな人生だったと思う。あまり野球の話はしなかったが、父の葬儀は1000人を越え、多くの人にお世話になっていたと知りました。今日も知りました。皆さんのおかげで、この上なく幸せな人生を送らせていただいたと思います」。