日本ハムの新球場候補地に挙がっている「きたひろしま総合運動公園」がある北海道北広島市で「ボールパーク構想シンポジウム」が開催され、球団の前沢賢事業統轄本部長から、市民に初めて球場構想について説明された。

 会場には満席となる597人が訪れた。同市の前向きなムードに同本部長は「会場に入る前に、知らない方から頑張ってと言われ大変、期待してもらっているのを感じた。何をやるかより誰とやるかを大事にしたい」と話した。

 構想としては約37ヘクタールの敷地内に、住宅や子育て支援施設、森林を生かしたキャンプ場や親水公園をつくり、自家発電機能や備蓄倉庫を備え、災害時の避難場所としての機能も備える案が提示された。さらに北広島市とは、JR新駅をつくるか、北広島駅から約1・5キロの距離を新交通システムで結ぶ案を検討していること、交通渋滞緩和策として周辺道路の拡幅、国道274号をつなぐ道路の新設なども検討していることが明かされた。

 もう1つの候補地「道立真駒内公園」がある札幌市南区真駒内では、11日にシンポジウムが開催される。