広島の高卒2年目捕手の坂倉が、ジャパン指揮官から活躍の“お墨付き”をもらった。日南キャンプの3日、視察に訪れた侍ジャパン稲葉監督から注目選手の1人として挙げられた。午前の来場で打撃練習は見られなかったが「カープは若手が多くて楽しみ。坂倉選手の打撃は非常にいい。シャープで力強い。2020年(東京オリンピックの選出)は分からないが、これから野球界を背負っていく捕手になるんじゃないか」と絶賛の嵐だった。

 稲葉監督は2軍戦もテレビで数多くチェック。また昨年10月のみやざきフェニックスリーグで日本ハムを率いた際、対戦した坂倉の打撃に目を引かれた。19歳の捕手は初の1軍春季キャンプで奮闘中。稲葉監督の期待に「うれしいし、幸せ」と感激した。中学、高校と縁遠かった日本代表への思いは強い。「まずはチームの代表選手にならないといけない」と身近な目標とする開幕1軍に向け、大きな励みになったようだ。