コーチ兼任で15年ぶりに西武に復帰した松井稼頭央外野手兼テクニカルコーチ(42)が18日、元気に宮崎・南郷キャンプを完走した。

 「ケガなく、まずは1次キャンプを終えられたのが良かった。それが一番ですね」と充実感を漂わせた。

 若手に負けず、精力的に動いた。全体のアップより1時間ほど早く行う早出練習に、たびたび参加。全体メニュー後の個別練習で1時間以上、内野ノックを受けた日も2回、あった。室内にこもり、マシン打撃も行った。後輩たちと気さくに会話する姿も目立った。

 17日の紅白戦は3打数2安打、この日も3打数2安打と、結果も出ている。「久しぶりの実戦もそうだけど、追い込めた部分があった。ケガなく終えたのが一番だけど、これから、もうひとつ頑張らないといけない。もう少ししたら、(体の)キレも出てくる。まだ(キャンプが始まって)3週間足らず。これからだと思います」と話し、南郷の球場を後にした。【西武担当 古川真弥】