日本野球機構(NPB)は28日、郡司真里氏(22)川上拓斗氏(21)西沢一希氏(19)の3人と研修審判員契約を結んだ。昨年末の第5回NPBアンパイアスクールの修了生63人から、選ばれた。

 亜大を今春に卒業見込みの郡司氏は、東京都の高校野球やリトルシニアで審判積んできた。「仲間たちの思いを背負って、家族や支えてくれた人に感謝してやりたい」と抱負を語った。今季はルートインBCリーグに派遣される予定。

 中越高(新潟)を卒業後、BCリーグで3年間審判を務めた川上氏は「2回落ちたので、落ちた人の気持ちも分かっている。夢のために頑張りたい」と話した。今季はルートインBCリーグに派遣される予定。

 上田東高(長野)を卒業後に四国アイランドリーグplusで審判員を務めていた西沢氏は「若さを生かして、アピールして、育成審判員になれるよう努力したい」と今後を見据えた。今季は四国アイランドリーグplusに派遣される予定。

 3人は3月1日から10月31日まで、独立リーグに派遣される。研修審判員は最長2年間で、期間内に技術が向上すると育成審判員として契約できる。育成審判は最長3年間。研修と育成の期間を合計すると、最短で2年、最長で5年で正式な審判員となれる。ただし、いずれも技量がないと判断されると、契約は打ち切られる。