阪神大山悠輔内野手(23)が日刊スポーツのインタビューに守備への思いを明かした。宜野座キャンプ序盤、挑戦中だった二塁から三塁に専念することが決定。定位置を奪う気概にあふれる「三塁道」がテーマだ。

 -三塁専念が決まったとき、どのように感じたか

 大山 二塁と言われて準備してきて、実際やってみたら、なかなかうまくいかない。プレーに絡む回数も多いし、どうやったらうまくなるか。ずっと考えていたので常に不安でしたが、三塁は何試合か経験しているので、まだ二塁よりは自分の中で安心感がありました。二塁では試合経験も全然なく、そこでの不安というのはすごくありました。

 -昨季は三塁で10試合守った

 大山 でもエラーを4つしています…。単純に考えても10試合で4つはすごく多い。取れるアウトをエラーしているのが多いので本当に投手の方に申し訳ないですし、エラーで負ける試合も増えてしまう。エラーを少なくしたい思いはすごくありますね。ファインプレーも大事だと思うけど、まずは取れるアウトを取ってミスを少なくしたい。

 -三塁は二塁に比べると、インパクトの瞬間、打球の角度が判断しづらい

 大山 (三塁だった)大学のときとも全然違いますね。去年は一塁が多くて、たまに三塁にいったら全然違う。打球の強さもそうですし、前に出るタイミングが分からないですし、どう合わせたらいいか分からなかったので、そこの部分での難しさを感じました。

 -好きな三塁手は

 大山 ソフトバンクの松田さんは、ずっと見てましたし、最近なら大リーグのアレナド(ロッキーズ)は守備がめちゃくちゃうまいです。マチャド(オリオールズ)とか。レベルが違う選手ですが、動画もめちゃくちゃ見ますね。夜、ゆっくりお風呂につかりながらYouTubeで見たり。速い打球のグラブさばきであったり(捕るタイミングが)合わなかったときのハンドリング。参考というよりは、こういう捕り方もあるんだなと。次元の違うプレーも出ますけど、もしかしたら、何か参考にできることもあるかも知れない。本当に、アレナドは格好いい。送球もすごく強い。

 -三塁なら打撃に集中

 大山 逆に二塁の方が打てるかもしれないですし、そこは全然分からない。ただ三塁となった以上は、そこでやるしかないし、本当に守備という部分でも、もっともっとレベルアップしないといけないですね。