巨人沢村拓一投手(29)が1年ぶりに1軍戦で登板した。7回表に投手変更で沢村の名前がアナウンスされると球場内からは歓声が起こる。マウンドでの投球練習を終え、先頭打者の畠山への初球、内角へ152キロ直球を投じ、見逃しストライクを奪うと大きな拍手が起きた。カウント2-2から152キロ直球で右飛に抑えると止まらない。

 続く山崎に対しても、直球中心の配球で150キロ超えを連発。カウント2-2から内角高め153キロ直球で空振り三振を奪い、3人目の中村もカウント2-2から最後は152キロ直球で遊ゴロに仕留めた。15球で3者凡退、1回を無安打無失点に抑えると右翼スタンドの巨人応援団から「沢村! 沢村! 沢村!」のコールで祝福された。

 沢村が最後に1軍で登板したのは17年3月4日、札幌ドームでのオープン戦、日本ハム戦。ちょうど1年ぶりの復帰登板で結果を残した。