侍ジャパン則本昂大投手(27=楽天)は、3者連続三振を含む5奪三振の力投で、昨年まで4年連続パ・リーグ奪三振王の本領を発揮した。

 則本は2回を投げ1安打無失点とオーストラリア打線を封じて見事1勝。秋山とヒーローインタビューに臨んだ右腕は、前夜の初戦に先発した千賀が6連続奪三振を記録したとあり「昨日投げた投手がいいピッチングをしたので、すごく緊張感があった」と第一声。「(先発マスクの)田村くんがいい配球をしてくれたおかげでゼロ(無失点)でいけた。変化球自体は良くなかったけど短いイニングだし、まっすぐでいこうと思った」。150キロ超の速球で押した強気の投球を振り返った。

 2年後の東京五輪も少しずつ迫ってきた。「母国でオリンピックが開催される時期に現役でいられることはなかなかないことなので、そのとき選ばれるように頑張りたい。オリンピックは2年後、僕たちは一生懸命頑張ります」。東京五輪で金メダルを狙う侍の剛腕が決意を口にした。