巨人野上亮磨投手(30)が西武からFA移籍後初先発し、5回5安打2失点で降板した。

 初回、4球で2死を奪ったが、3番吉田正にカウント3-2から内角低めのスライダーを右翼席ポール際へ先制ソロを打たれた。続く4番ロメロに中前打、5番マレーロに左前打と連打を浴び、2死一、三塁とピンチを広げた。それでも、6番のドラフト8位ルーキー山足達也内野手(24=ホンダ鈴鹿)を空振り三振に抑えた。

 2回は3者凡退。3回は1死走者なしから、2番宗に内角の137キロの直球を右翼席中段へ運ばれ、追加点を許した。4、5回はいずれも8球で3者凡退に抑え、マウンドを降りた。

 沖縄・那覇キャンプ中は、練習試合2試合にいずれも2番手での登板だった。気温10度と寒空の下、今季初の先発マウンドを63球で終えた。

 登板後は「ブルペンはあんまり良くなかったけど、なんとかまとめられたと思う。まずまずだった。先頭を出さなかったことと、四球がなかったことは収穫だと思います」と振り返った。