阪神金村投手コーチが、今季は「勝利の方程式」を固定しない方針を明かした。昨季は桑原、マテオ、ドリスの3人が勝ちパターンの投手だったが、投手指名練習が行われた甲子園で「7、8、9回に投げる人を『これだ』と決めるんじゃなくて、別のピッチャーでも投げられるようにしておきたい」と話した。昨季は60試合以上に登板した投手が5人出たが、今季は疲労を分散させる狙いがある。

 勝ちパターンに加わる筆頭候補になるのが侍ジャパンでも結果を残した石崎だ。金村投手コーチは「石崎もいるし、若い投手が頑張ってくれたら」と高い期待を寄せる。また、先発再転向も視野に入れて調整している岩崎について「去年のメンバーで考えると、左は高橋(聡)しかいない。もう1人、左が必要。(岩崎は)もしかしたら中(継ぎ)をやるかも」と救援を任せる可能性も示唆した。