ソフトバンク千賀滉大が7回1安打無失点の好投で勝利を呼び込んだ。初回に157キロを記録するなど力投、オリックス西との投げ合いに競り負けなかった。8回に柳田の2点適時打が飛び出し、勝ち星こそ2番手の岩崎に譲ったが、エースの貫禄をみせた。

 柳田とお立ち台に上がった右腕は「何があっても思い切り投げることを心掛けた。ゼロで抑えることができたのは良かった。(157キロ?)力んだ分(球速が)出た。(開幕投手の)名誉なポジションで投げさせてもらったから出た。西さんのコントロールがビタビタだったので先制点をやらないようにと思っていた。柳田さんは打つのが遅いなと思った。こういう展開でも打って勝ってくれるし、もっと長いイニング投げたら勝ちがついていた。長く投げられるよう頑張りたい。ゼロに抑えられたしチームも勝てた。乗っていけたらいい」。お立ち台に並んだ柳田先輩にジョークで皮肉を飛ばす余裕もみせた千賀が、チームの勝利にまずはホッとした様子だった。