巨人小林誠司が決勝打を放ち、チーム今季初勝利を呼び込んだ。

 同点の7回1死一、二塁、阪神桑原の133キロの外角へのスライダーを中前へはじき返した。二塁走者の吉川大が生還し、貴重な勝ち越し適時打となった。一塁上からベンチへ2度拳を突き上げて喜びを表し「いつもなら代打かなという場面で、久しぶりに打席に立ているなと思った。久しぶりにいいところで打てたし、(吉川)大幾があの当たりで帰ってきてくれたことに感謝したい」と振り返った。

 4回には三塁線を破る二塁打を放ち、この日は2打数2安打。30日の開幕戦阪神戦に続く複数安打を記録し、計4打数4安打で打率は10割。キャンプから積み重ねた打撃力強化への取り組みを結果につなげ「自分でもびっくりしている。コーチに教えてもらってきたし、自分の中では自信もある。それを目いっぱい打席で表現していきたいです」と今後の活躍を誓った。