DeNAが接戦を落とし、今季初の連勝を逃した。

 阪神先発の小野を攻略できず7回まで2安打。8回に相手の守備の乱れも絡んで1点を返したが、継投でかわされ、あと1歩届かなかった。

 1点差に追い上げ、なお1死二、三塁の8回の好機では、2番手マテオの前に桑原が詰まった中飛。続く筒香も見逃し三振に倒れた。アレックス・ラミレス監督(43)は「(桑原は)あそこで打って逆転したら、スランプを脱出してくれるのではという思いもあった」と説明。ここまで打率1割2分5厘の桑原のバットにかけた意図を明かした。

 敗戦の中でも、ルーキーで1番に起用する神里が2安打1打点の2盗塁と奮闘。指揮官は「(適時打を放った8回は)タフな状況だったが、しっかり結果を出してくれたし、スピードもみせてくれた。1番として素晴らしい活躍をしてくれている」と評価した。7安打を許しながら、6回を2失点にまとめた先発飯塚についても「ゲームをつくってくれた。四球もなく非常によかった。期待通りの活躍をしてくれた」と振り返った。