ヤクルトが申告敬遠を使った直後に逆転を許した。

 先発の新外国人、デーブ・ハフ投手(33)が5回1死まで完全投球と好投。しかし、5番平田に初安打となる遊撃内野安打を許すと、続く高橋の右翼戦二塁打で1死二、三塁とピンチを招く。7番福田を見逃し三振に打ち取り、2死二、三塁となった場面で、8番木下拓に対して、1球も投げずに申告敬遠。2死満塁とすると、代打阿部に1ボールからの2球目、外角低めへの127キロのチェンジアップを左中間に運ばれ、逆転の3点適時二塁打を許した。

 さらに大島、京田に適時打を許し、アルモンテには2ランを浴び、この回7点を失った。

 5回に山田の右前適時打で1点を先制した直後の大量失点に、ハフは「前回と同様で、点を取ってもらった後に失点をしてしまってチームに申し訳ない」と悔やんだ。