昨年春秋王者の大商大が、龍谷大に2ケタ得点で勝利した。

 今秋ドラフト候補の太田光捕手(4年=広陵)が大勝に貢献した。3-2で迎えた5回2死一、二塁で左翼へ3ラン。「強く振りにいったことが結果につながった」と公式戦3本目の本塁打を冷静に振り返った。

 前節の大経大戦は1勝2敗と14年秋以来初めて、最初のカードを落とした。この日までの約10日間、チームは振り込みを徹底。1・3キロのバットを多い時は朝6時から夕方4時まで振り込んだ。その効果もあってか、3戦で計6得点だった打線が12安打11得点と爆発した。

 選手たちは富山陽一監督から「これからずっと敗者復活戦」とはっぱをかけられたと言う。太田も「トーナメントの気持ちでやっています。1つも落とせない気持ちでやっている。残り7連勝で頑張ります」。強い覚悟で3季連続優勝を目指す。