オリックスが今季2度目の同一カード3連敗を喫した。2回以降は毎回ヒットの9安打を放ったが、得点は吉田正の適時打と本塁打による2点だけ。2-3と1点を追う9回には先頭小谷野が左前打を放ったが、代打鈴木昂がバント失敗。代走小田も盗塁を失敗するなど拙攻で幕切れ。福良監督は「いつも言うように、競ったゲームでそういうところを出来ないと難しい」とため息交じりだ。

 これで昨季から札幌ドームは6連敗。相変わらず打線がつながらず借金は6に膨らんだ。先発陣が奮闘する中で、早い段階で援護できずに見殺しにする試合が続いている。福良監督は「あと1歩ですね。いろんなことを考えないといけない」と打線のテコ入れも示唆した。28日からの黄金週間9連戦の相手はソフトバンク、西武、ソフトバンク。上位チームとの対戦を前に打線の立て直しが急務だ。【桝井聡】