中日松坂大輔投手(37)のバットコレクションがまた増えた。試合前練習で阪神福留孝介外野手(41)から2本の新品バットをもらった。33・5インチと34インチの2種類。4月30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で12年ぶりの日本での勝利を手にしたレジェンドにも悩みは尽きない。中日入団後の打撃成績は3試合5打数無安打。06年6月9日の阪神戦(甲子園)で本塁打を放つなど、センスのいい打撃が沈黙している。キャンプ中は大リーグ・エンゼルス大谷翔平モデルのバットで練習したり、オープン戦終盤以降はソフトバンク時代の元同僚・川島慶三内野手(34)や中村晃外野手(28)などのバットを使ってきた。打撃でも結果を残したいかと聞かれた松坂は「そういうことにしておいて下さい。いろんな人のバットを試させてもらっています」。狭い東京ドームで本塁打狙いかと問われると「いやいや。まずは初ヒットですね」と、メジャー経験も豊富な福留モデルを武器に、登板が予定される11日からの巨人3連戦(東京ドーム)で06年以来のヒットと今季2勝目を目指す。