ソフトバンク田中正義投手(23)がプロ初黒星を喫した。

 同点の延長11回に7番手で登板。先頭の4番中田は内角149キロで三邪飛に打ち取り気合いのガッツポーズ。だが、続くレアードに3ボールからの148キロ直球を左中間スタンドへ決勝5号ソロをたたき込まれた。

 「ある程度(相手が)待っている甘いところに投げて、一番やってはいけないことをした。コース自体甘かった。モイネロや森さんが回またぎをして作ってきた試合を、何としても0で抑えようと臨んだが、負けに直結して悔しい」と肩を落とした。

 今季はここまで8試合、11回2/3を投げ8失点。防御率は6・17。本塁打は5本浴びている。「この1カ月半、チームの力になれていない。結果と自分の実力をしっかり見て、逃げずにまた練習をしないといけないと思う」と次回登板へ向け気持ちを切り替えようとしていた。