巨人菅野智之投手(28)が、“二刀流”の活躍で今季5勝目を挙げた。3回にDeNA筒香に2ランを浴び、連続無失点は29回で止まったが、5回に自身のプロ初本塁打で試合を決めた。巨人の投手が勝利投手となり決勝本塁打を記録したのは、04年8月17日の工藤公康以来。エースの意地が、チームに勝利をもたらした。

 ▼菅野が5回にプロ初本塁打。巨人投手の本塁打は17年8月1日マイコラス以来で、日本人投手では11年5月3日東野以来、7年ぶり。この1発が決勝点となり、菅野の勝利打点は13年5月4日広島戦に次いで2度目。巨人投手のVアーチは04年8月17日、200勝を達成したヤクルト戦で勝ち越し弾を放った工藤以来、14年ぶり。本拠地の東京ドームでは90年4月8日木田、97年9月28日ガルベス、04年工藤に次いで4人目の投手V弾だった。