慶大が明大に延長１０回サヨナラ勝ちし、２季連続の優勝へ王手をかけた。

　土壇場の９回に追い付くと、延長１０回無死一塁で４番郡司裕也捕手（３年＝仙台育英）が左中間へサヨナラの二塁打を放って試合を決めた。「気持ち良かった。打った瞬間、サヨナラだと分かった。サヨナラ打は小学生で野球を始めて以来、初めてです」と汗をぬぐった。

　郡司は打っては先制打を含む３安打。守備ではベンチ入りする７人すべての投手陣をリードした。大久保秀昭監督は「打てるキャッチャーは良く見える。鍛えがいのあるキャッチャーです。明治といい試合ができることが楽しい。明日の優勝は全然まるっきり頭にない。選手もそう。淡々と、変わらずにやっていくだけ」と引き締めた。