阪神期待の19歳右腕、才木浩人投手が20日の中日戦でプロ初の先発マウンドに立つ。

 今季の1試合を含め、通算3試合の登板はいずれも救援登板。プロ2年目で待望の瞬間を目前に、この日はブルペン投球やダッシュで汗を流した。「自分のボールを投げていきたい。緊張というより楽しみです」と語る一戦で、相手の中日先発は松坂大輔投手だ。

 才木は1998年生まれ。同年の甲子園で松坂擁する横浜が春夏連覇。才木は松坂に「自分が生まれた年に甲子園で活躍されていた。学ぶことは多いと思う」と胸を借りつつ、初勝利に挑む。

 中日松坂にとっては、移籍後初の中6日での先発。前回13日の巨人戦では3回途中、右足ふくらはぎの強い張りを訴えて緊急降板していただけに、注目の一戦だ。