巨人がカード初戦を制し、5月25日以来で3位に浮上した。

 打線がエース菅野の粘投に応えた。同点の7回。ゲレーロが四球を選び、ベンチも動いた。代走に立岡を送り、陽岱鋼が左前へ。立岡が判断良く三塁へ走り、送球間に陽も二塁を陥れた。無死二、三塁となり、吉川尚がライトへ大きな犠飛を運び、勝ち越し。2死三塁で坂本勇がやや詰まりながらもセンター前に運び、珍しく一塁上でガッツポーズを決めた。イニング終了後には菅野とハイタッチも交わした。

 高橋監督は「立岡もそうだし、岱鋼もついていってよく二、三塁にしてくれた。吉川尚? 必死に食らいついていった結果だと思う。坂本勇? やっぱり、その1点は非常に大きかった。ああいったところで1本出せるところが、力のあるというか、さすがだなと思う」と選手たちをたたえた。