日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が7日、イースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で推定飛距離130メートルの特大のアーチを放った。3回1死二、三塁、熊原から右中間へ10号3ラン。打球はフェンス後方に張った高さ約18メートルの防球ネットを越えて、球場外周にある来客用駐車場に着弾した。

 2球続いたカーブが高めに浮いたのを逃さず「タイミングが合っていなかったのを、うまく修正できました。久々に芯に当たった感じ」と手応え十分。前日6日、降雨ノーゲームで幻となった1本を取り返し、本塁打数で再びリーグ単独トップに立った。

 幸い駐車していた車両に被害はなく、球団関係者はひと安心。鎌ケ谷では、過去に中田やエンゼルス大谷らが、あわや大惨事の場外弾を記録。開場初年度の1997年には、少年野球教室に特別参加したケン・グリフィーJrが、フリー打撃で推定160メートル弾を放っている。左翼守備では初失策を記録も、打撃では2軍で敵なし。イースタンのホームランボールは「もらっても仕方がないので」。見据えるのは1軍の舞台だけだ。【中島宙恵】