交流戦首位のヤクルトの先発投手陣が11日、埼玉・戸田の室内練習場で練習を行った。12日からの西武3連戦の初戦に先発予定の石川雅規投手は、キャッチボールやランニングで前日調整を終えた。

 交流戦2位の西武打線は「山賊打線」と言われ、10日現在、得点(71)と本塁打(17)で12球団トップを誇る。石川は「どこからでも本塁打が出る強力打線。山賊には『日本昔ばなし』で出会ったことはありますけど…。思い切って投げ込んでいきたい」と気合十分。田畑投手コーチも「つながりも1発もあるし、走ってもくる。でもそればかりを気にしていても、今は1人1人をしっかり抑えていこうという考えでうまくいっている。打線と考えたら怖いけど、1人1人、安打を打たれたら次を何とかしよう、という気持ちでいけばいい。強い気持ちで」と鼓舞した。