日本野球機構(NPB)は4日、阪神から出されていた6月29日ヤクルト戦(神宮)での走塁判定についての意見書に、回答書を送った。

 試合後に友寄審判長、当該審判クルーがリプレーで検証した結果、二塁走者藤井を追った三塁手北條の守備に、杵渕和秀セ・リーグ統括は「タグ行為(タッチ)はあった。ラインアウトを取った方が適切だった」とした。また飯塚三塁塁審が他の審判と協議しなかった点に「別角度の他の審判と協議するべきだった」と認めた。今後はオフのプロアマ合同の規則委員会で、明確なタグ行為の有無にかかわらず、大きく走路を外れた場合は走者アウトとする提案を行う。来季以降、リクエストの対象を広げる検討も始める。