巨人先発の菅野智之投手が、8回119球6安打無失点の力投で、9勝目を挙げた。前回6月28日の登板で5回4失点で黒星を喫した広島にリベンジした。

 東海大相模、東海大の先輩後輩であるルーキー大城と初めてバッテリーを組み、直球主体で攻めた。初回は広島田中、菊池、丸を3者連続三振。5回には2死一、三塁のピンチを招いたが、田中を二飛に打ち取り先取点を与えなかった。

 終盤に迎えた窮地もしのぎきった。2点リードの7回、先頭西川に中堅フェンス直撃の三塁打を打たれたが、野間、会沢、代打新井と3人で打ち取った。8回にも2死一塁の場面で鈴木を空振り三振。1点も与えなかった。

 お立ち台で「前回は僕個人情けないピッチングだったので、ただ勝ちたいという気持ちで投げた。まだシーズンは折り返したばかりなので、なんとか3連勝して広島についていきたい」と力強く言い切った。