中日吉見一起投手(33)が苦しみながら3勝目を挙げた。1-1の6回にバレンティンに勝ち越し2ランを許したが、その裏に逆転。7回3失点で次につなげた。

 6日に先発予定だったが、ヤクルトの用具運搬トラックが豪雨の影響でたどり着けず、まさかの中止。2日後に登板が変更になった影響もあってか、調子は上がらなかった。それでも逆転したあとの7回を3人で打ち取り、要所を抑えた。

 「野手の方にたくさん助けてもらい、点を取ってもらい、最後まで調子は戻りませんでしたが、ゲームを作ることはできたと思います。(捕手の)大野奨太が根気強くリードしてくれて、僕も心折れずにやれました」と周囲に感謝しきりだった。