ソフトバンク西田が6回に3号2ランを放ち、自身初の3戦連続本塁打をマークした。西の直球をとらえると、打球はライナーで左翼フェンスの上にある本塁打ゾーンの看板に直撃した。「直球にうまく反応した。最近、ポイントを前にして打ったら、練習でも低い弾道でスタンドへ入っていた。もしかしたらと思ったら審判が手を回していた」と喜んだ。

 6月30日ロッテ戦の試合後に王球団会長から「ポイントを前にして打て」とアドバイスされた。結果を恐れず直球を積極的に打ちにいくようになり、結果も出続けている。工藤監督も「割り切りが大事。迷わず振り切っている」と三振を恐れない姿勢を評価する。この日は地元・大阪での試合。両親も駆けつけた。「大阪は最近、地震や大雨の被害に遭っている。試合で全力で、地元の人たちのためにプレーしようと思っていた」と、元気な姿で凱旋(がいせん)した。