今年2月に就任したロッテ河合克美代表取締役オーナー代行(66)が18日、あらためて球団売却の可能性を強く否定した。楽天戦視察のため訪れたZOZOマリンで、試合前に報道陣に対応。17日に衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ前沢友作社長(42)がツイッターで「プロ野球球団を持ちたい」と表明したことを受け、「球団を手放すことは一切考えておりません」と強調した。

 河合オーナー代行は「ロッテにとって千葉ロッテマリーンズは大変重要なコンテンツ。ブランド価値向上の中心にあることは変わらない」と球団の重要性を説いた。前沢氏の球界参入希望に「ロッテとは別の話」と身売りを完全否定。非公式な買収の打診も「一切、ありません」と話し「1度もお目にかかったことはございません」と面識がないことを明かした。

 就任直後には選手に「うちが(球団を)手放すことは一切ないから、安心して自分たちのパフォーマンスを最大限に出すように」と訓示した河合オーナー代行。スタートトゥデイが千葉・幕張に本社を置き、本拠地球場の命名権も保持することから売却先ではとの臆測を呼んだが、前日には山室球団社長も「絶対、売却はありえない」と否定していた。