20日の広島-巨人戦(マツダスタジアム)の試合前に、両チームの監督と選手が西日本豪雨の被災地支援として義援金を呼びかけた。

 広島からは緒方監督のほか新井、田中、菊池、石原、ジャクソンら多くの選手が参加。巨人は高橋監督、内海、沢村が参加した。募金をするファンの長い列ができ、選手はハイタッチで感謝を示した。広島は災害による影響が大きく、9日からの阪神3連戦が中止に。この日は16日ぶりに本拠地での試合を迎える。

 広島緒方監督は「大勢のファンの方が暑い中にもかかわらず、たくさん募金していただいて、本当に心から感謝しています。広島だけでなく、西日本は大きな被害が出て、たくさんの方が亡くなられた。今も不安の中で生活されている方がたくさんいる。微力ではあるが、野球界全体として、元気になってもらえるように、少しでも力になれたら」と話した。会沢選手会長は「僕らはプレーで明るいニュースを届けられるようにやっていきたい。チーム一丸となって皆さんに勇気、元気を与えられるように頑張っていきたい」と話した。

 この義援金の呼びかけは21、22日の試合前にも行われる。