台湾で行われる少年野球国際親善試合「台南野球交流」(25、26日)に出場するバファローズジュニアチームが24日、大阪・関西国際空港で結団式を行い、遠征のために選抜された小学生球児19人が活躍を誓った。

 チームはプロ野球オリックスの「ジュニアチーム」として、リトルリーグの約90選手からセレクションを行い、選ばれた関西連盟17選手と九州連盟2選手の合計19選手で結成された。

 チームを代表してあいさつした三原悠太郎内野手(11)は「練習でやってきたことを存分に発揮したい」。また女子選手として唯一参加した堀川ひなた外野手(12)は「不安はないです。頑張る」と目を輝かせた。

 結団式では、来賓を代表して台北駐大阪経済文化弁事所の蘇啓誠所長が「友情を育み将来日台の交流の架け橋となっていただくことを期待しています」とあいさつ。続いて日本台南市後援会の陳天隆会長が「試合は勝負じゃなくて文化とスポーツの交流のために楽しんで下さい」とエールを送った。

 最後にオリックス野球クラブの小浜裕一氏が「大阪は日本の中でも野球が盛んな都市。台南も野球が盛んな都市。そういう意味では兄弟関係になるので、野球をきっかけに、両都市の文化交流が盛んになればいいと思います」と抱負を語った。チームを率いる塩崎真監督も「最高の夏休みの思い出を作れるように頑張ってきます」と笑顔を見せ、チャイナエアラインで台南へ旅立った。